
そっか。
優しくても優しくなくてもいいのか。
悪口を言ってもいいし、言わなくてもいいのか。
そっか。
そっかー。
そんなふうに考えたことなかった。
幼少期のこと。
「私はこの人のようにはならない。絶対に優しい人になる。
この誓いを守るためにずっとずっと、
優しくても優しくなくてもよかったんだ。
そのうえで優しいほうを自分が選べばいいだけだったのか。
そう思わせてもらうと、めちゃくちゃ気持ちが楽になった。
見ている現実は記憶で満たされた主観的な世界。それなら、足を引っ張ってくるおもしろくない記憶はもういらないな。