母の日

通り抜けフープに失敗する4歳の頃の息子。


小さい頃の息子は病気がちで、生後半年もたたないうちに肛門周囲膿瘍になったり、アトピーもひどいし、ずっと抱っこしてほしい子で大変だった。というか大変だと思っていた。

でも一番の問題は、私の物ごとの捉え方だった。

症状はすべて私の若い頃の不摂生のせいだと思っていたし、病気でもない息子の色覚異常でさえも私の精神的ななにかのせいだって悩んだ。

震災のこともあって、未来はただ暗いような気がして、ずっと心身ともにまいっていた。

周囲に考えすぎだって言われても聞く耳をもてなくて、大丈夫に見えても内側はいつも深刻だった。

身体のあちこちが痛かったり、手が震えて涙がでて眠れない日もあった。


20年くらい前。学校を卒業して最初の就職先が当時須磨にあったこども病院だった。入院しているこどもたちはとにかくかわいかったけど、その数年があまりにも大変で、家でこどもを一人や二人みるだけでいいなら子育てなんて余裕だと思っていた。

でも実際は自分の子を育てるほうがうんと大変だった。

仕事なら休みがあるけど、お母さんは24時間365日休めない。自分の時間なんてほぼない。

仕事ならみんなで責任をもつけど、我が子のことはお母さんだけの責任のようになる。

人に任せるのも、弱音をはくのも苦手だとなおさらしんどい。


ほんとは休んでいいし、全部責任を負わなくていいのに。今の日本のシステムのせいにして、私たち嫌な時代に生まれてしまったねって、真夜中泣き止まない息子を抱っこして一緒に泣きながら思ったり。

当時の私に色々つっこみたいことはあるけど、頑張ったねえって言ってあげよう。

今日、子育ての話をしていて昔のことを色々思い出した。

とにかくお母さんたち!ほんっとにお疲れさまです。

できれば時々自然に触れながら、頑張りすぎずに手を抜いていこう。

すべてなんとかなる。

あんなに狂ってた私でもなんとかなった。

ちゃんと思い出になる日がくる。


抱っこ抱っこの息子だったけど、抱っこさせてもらってなぐさめてもらっていたのは間違いなく私のほう。